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見えない首輪

月子

首輪に対する想いの変化について書き留めておきたくて、エントリーしてみました。 

わたしのプロフィールに遣っている写真、主様に飼われ始めた頃、奴隷の証としてご用意くださった首輪をハメてご調教を受けている時のものです。
今よりずいぶん若い頃の写真です。(笑) 

 まだSMというものもよく分かっておらず、自分は本当にMなのか?という疑問さえ持っていたわたし。。。 

奴隷になるということがどういうことかも分かっていなかった頃。。。 

 主様にとって、

「特別な存在で居させてほしい」 

 ただただその想いだけで、無謀にも

主様の奴隷にしてください」

と、

こちらの世界に飛び込んだ私にとって、主様から与えられた赤い首輪は宝物であり、

それをつけさせていただくことを誇りに感じていました。 

 当時の私は目に見えるものが全てで、何かしら主様との繋がりを感じられるものを常に欲していたように思います。

鞭痕もそう。。

調教いただいた後、身体に刻み込まれる鞭痕を愛しく想うのも、「主様の奴隷としての証」を自分の身体に刻み込んでいただけたことが嬉しくて… 

 今考えると、目に見えるものや、主様から頂くお言葉が全てで、その奥にある目に見えない主様の想いや主様が結んでくださった絆を感じとることが出来てなかったようにも思います。 

今もまだまだ未熟だと感じる部分が多いですが、当時の私は未熟なだけではなく、主様をも欺く非礼な奴隷でしかありませんでした。 

自分自身に嘘を吐き続け、いい子を演じ続けてきたわたしは、主様をも欺いていたんです。 

従順なフリをして…

わたしは主様を裏切った経験があります。 

主様に飼われていながら、他の男性に遣われていたんです。 

主様に命じられた貸出のようなものではなく、自らが別の相手を求めるという奴隷としてはあるまじき過ちを犯しました。 
裏切り行為以外の何ものでもありません。 

しかも、その犯した過ちを主様に申告してお詫びをすることもせず、ひた隠しにして奴隷としてお仕えしていました。

実は主様はそのことにも気づいておられたので、なんども私の口からカミングアウトできるように、促して下さっていました。 

それでもわたしは自分からは何も言えず、主様を欺き通そうとしていました。 

私のことは何でもお見通しの主様です。
欺き通すことなどできるはずもないのに… 

 裏切り行為をしていたこと、結局自分からは言い出せなかったのですが、主様のお導きによって、過ちを犯してしまったことを晒け出してお詫びすることができました… 

 それでも自分を正当化しようとしたり、核心の部分は言葉を濁すようなことをして… 

実際のところ、本当に想いだせないこともあったりしたのですが、とにかく私が溜め込んでいたものを全て吐き出させて楽にしてやろうと、ご自身が傷つかれることが分かっていながら、とことん向き合ってくださいました。 

何日も何日もかけて、一つ一つの矛盾を指摘しながら、何一つ隠すことが無いよう、嘘を吐かせることが無いよう、玉ねぎの皮をむくように、時間をかけて、一つ一つのお話を訊いてくださって、全てを晒け出させて下さいました。 

 「もうすべてが終わり」としか思えませんでしたが、主様は全て吐き出した私を受け入れてくださいました。 

主様を欺いていた私をです。。。 

 過ちを犯したわけですから、罰(といっても主様の感じた痛みに比べたら軽い軽い罰です…)は与えていただきましたが、私を「奴隷として飼うのを止める」という判断はなさいませんでした。。 

裏切り者のわたしを受け入れてくださったんです。。 

 私の想像を越える痛みを感じていらっしゃったはずです。 

裏切り者の私を受け入れることがどんなに苦しいことだったか。。。 

丸裸になった私の心を包み込んで下さった主様。。。 

 そんな苦しくて痛い想いをしてまでも、わたしを受け入れてくださった主様に、改めて一生かけての忠誠を誓いました。 

心からの誓いです。

自分の犯した過ちをどんなに悔いても、元の信頼関係を取り戻すことはできないということは分かっています。 

 だからこそ、今こうして主様に飼っていただけていることに心から感謝し、二度と同じ過ちを繰り返さないという気持ちをお伝えし続けるために、わたしは精一杯の努力をさせていただいています。 

 その積み重ねが、主様と私にしか分からない「見えない絆」として、太く強固なものとなって紡がれていると感じています。

わたしの首には、目に見える首輪をハメることはもうないと思います。 

主様の奴隷として誇りに感じていた赤い首輪。。 

主様の奴隷としての証。

淋しくないわけではありません。 

でも、目に見える首輪はもう必要ないんです。 
 全てを受け入れてもらったわたしの首には、決して切れることのない「主従としての信頼」という、見えない首輪(絆)を撒きつけていただいているのが分かるから。。 

 この首輪、私が努力を怠らない限り、年々成長していくと思っています。 
もっともっと太くて、固くて、重い首輪に成長させていきたいと願っています。 

 全ては私次第。
主様がそこに居てくださることを感じながら、努力を続け、成長させていただきたいと思います。 

 見えない首輪。
主様と私だけが感じられる絆を大切にしたいと思います。
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Comments 8

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月子
みき様へ

みきさん、ありがとうございます。^^

> 月子さんとご主人様の積み重ねてきた歴史には、陰も陽も嵐の夜も穏やかな朝もあって。。
> 今のお2人があるんですね。

長く飼っていただいている間には、本当にいろんなことがありました。
山を登ることもあれば、崖から転げ堕ちそうになることも…
空を飛んでみたり、ふか~い海の底に沈みかけたり…(笑)

でもこれまでの積み重ねで「今」があると思えば、「今」を積み重ねて、未来へ繋いでいきたいなぁって心から思います。
もう二度とバカなことはしません。
もう二度と主様を傷つけるようなことはしたくありません…


> その重みがあるからこそ言える「見えない首輪」
> 見えないけれど、こうやってブログの文章越しだからこそ、私には月子さんの「想い」として見えたような気がしました。

みきさん…(T_T)
ありがとうございます。
わたしなんかよりもずっとずっと大きな葛藤を主様は乗り越えられたと思うんです。
苦しかったと思いますし、腹立たしかったと思います。

だから許してほしいなんて、都合のいいことは考えないようにしています。


> もっともっと、強く重くなる首輪をこれからもブログの記事を通じて私を含めた読者さんに診せて下さいね。
> 私も私なりの「見えない首輪」を求めて努力したいと思います♪

はぃ。^^
ありがとうございます。
誰にも見えないであろう首輪は、すでにかなり大きく、重みを増してるように思います。
大事に大事に成長させていきたいなぁ…(*^^*)

みきさんとひろ様にも、決して切れることのない幸せの見えない首輪を、成長させてくださいね。^^

みき
びっくりです。。

月子さんとご主人様の積み重ねてきた歴史には、陰も陽も嵐の夜も穏やかな朝もあって。。
今のお2人があるんですね。

その重みがあるからこそ言える「見えない首輪」
見えないけれど、こうやってブログの文章越しだからこそ、私には月子さんの「想い」として見えたような気がしました。

もっともっと、強く重くなる首輪をこれからもブログの記事を通じて私を含めた読者さんに診せて下さいね。
私も私なりの「見えない首輪」を求めて努力したいと思います♪

月子
粋永様へ

粋永様、こんばんは。^^
いつもコメントいただき、ありがとうございます。
今回は粋永様のエントリーを拝見させていただいて、思うところがあったのでこういう形でエントリーさせていただきました。
ご承諾くださってありがとうございます。(__*)...

> 以前、この話ってエントリーされていましたよね。
> その時は私はBlogを書いておらず、ROMだけでしたけど、強烈に記憶しております。

随分前に書かせていただいた内容なんですけど、覚えてくださってたんですね。


> 今回エントリーを読ませていただいて、改めて月子さんの主さんのスケールの大きさに嫉妬さえ覚えました。
> 同じ男として、これが出来るか・・・と言われたら、即答できません。(^^;
> ただむちゃくちゃ悩むと思いますし、傷は深いと思いますね。なのに・・・です。

本当に、主様のお心に深い傷を残してしまいました。
決して癒えることのない傷だと思います。
許してもらうことはできない大きな裏切りを犯しました。。
それなのに…
です。。

今でも、思いだされたら苦しまれていらっしゃるんじゃないかと思います。。
なんでそんなことをしたんだって、悔しい想いもされると思います。
そんなことおっしゃいませんけど、きっとそうだと思います。。

許して下さることはなくても、こんな浅はかで愚かなわたしをも受け入れてくださった主様には、感謝の気持ちしかありません。。
わたしが負わせてしまった傷を癒して差し上げることはできないかもしれませんが、主様のお許しがいただける限り、ずっとおそばに寄り添わせていただきたいと願っています。


> 上手く言えませんが、主さんの葛藤の上での判断にただただ頭が下がりますし、それを踏まえた上での「見えない首輪」のズシリとした重さを想像しています。

粋永様ほどの方でもそのようにお感じになられるんですね。。
尋常ではない深い愛を持たれた主様です。
そのお心の広さと深さは図り知ることが出来ないほどです。。
愚かな私にはもったいないほどの方なんです。。
今があることを幸せに感じさせていただきながら、もっともっと主様の忠実な奴隷として、心を磨いていきたいと思います。


> 強い絆の上に成り立ったお二人ですので、これからどんな世界が広がっていくのか、私の想像の域を超えております。
>
> 深イイ話に推挙しときます。(嘘)
> いや、それくらい深いお話でした。

ありがとうございます。(__*)...
これからどんな世界が拡がっていくのか…
私にも想像がつきません。
ただ、何があっても主様のおそばを自ら離れることはないってことだけは確かです。
ずっとおそばに置いていただける奴隷であり続けたいですね。
そのためにも努力したいと思います。^^

  • 2014/11/20 (Thu) 00:34
  • REPLY
粋永(すいえい)
改めて

月子さん

こんばんは、粋永です。

以前、この話ってエントリーされていましたよね。
その時は私はBlogを書いておらず、ROMだけでしたけど、強烈に記憶しております。


今回エントリーを読ませていただいて、改めて月子さんの主さんのスケールの大きさに嫉妬さえ覚えました。
同じ男として、これが出来るか・・・と言われたら、即答できません。(^^;
ただむちゃくちゃ悩むと思いますし、傷は深いと思いますね。なのに・・・です。

上手く言えませんが、主さんの葛藤の上での判断にただただ頭が下がりますし、それを踏まえた上での「見えない首輪」のズシリとした重さを想像しています。

強い絆の上に成り立ったお二人ですので、これからどんな世界が広がっていくのか、私の想像の域を超えております。

深イイ話に推挙しときます。(嘘)
いや、それくらい深いお話でした。

粋永

月子
mk様へ

mkさん、初めまして。月子と申します。
ご訪問いただき、ありがとうございます。(__*)...

わたしも粋永様のBlogで、mkさんのコメントよく拝見させていただいておりました。^^
私のBlogにまでコメントまでいただき、ありがとうございます。(__*)...


> わがままで、人間的に未熟すぎたんだと思います。過去をいくら悔いてももうやり直すことは無理ですよね。だからこそ、その失敗を忘れず、これからに活かすしかないのですよね。月子さんのご主人様が素敵な方だとよくわかります。

ありがとうございます。
主様、大きな愛を持っておられる方だと感じます。
たくさんの愛を注いでくださる主様に、それ以上の想いでお仕えしていきたいと思ってます。(__*)...

自分を甘やかすようですが、人っていろんな場面において、過ちや間違いを犯すものなんですよね。。
私自身、自分さえも欺くような生き方を長い間してきていたので、どの姿が本当の自分なのかも、分からなくなってしまっていました。
都合の悪いことには全部蓋をして、見ないようにして…
表面だけ取り繕って生きていたんですよね。

この状態で長年生きてきていますので、簡単には変わらないと思います。
だからこそ、意識していかないといけないんだと思います。
意識することで、少しでも思考や行動が間違わないようにしていけるはずですから。。
主様にもそのように教えていただいています。

主様の奴隷として恥じることのない生き方、していきたいと思います。^^
見えない首輪を成長させることが出来るように、頑張ります。^^
mkさん、ありがとうございました。(__*)...

mk

私もいつも粋永さまのところにお邪魔させていただいております。^ - ^
今回の月子さんの、お話を読ませていただき、涙が出そうでした。私の場合別に奴隷としてということではないですけど、(奴隷としてなら、今でも中途半端なままです。)
それ以前に、、人として、最低な行動や、人を傷つけるような言葉や、いろいろなあやまちを犯してきてしまったこと、後悔してもしきれないぐらいです。何も一人では出来ないくせに、主人に陰でささえてもらって、やっと立っていられたわたしなのに、何の努力もせず、ただ自分のことしか考えてなくて思い上がっていたんです。
わがままで、人間的に未熟すぎたんだと思います。過去をいくら悔いてももうやり直すことは無理ですよね。だからこそ、その失敗を忘れず、これからに活かすしかないのですよね。月子さんのご主人様が素敵な方だとよくわかります。これからも見えない首輪が成長していかれること、願っています。

月子
BA様へ

BA様、おはようございます。
いつもコメントいただき、ありがとうございます。(__*)...

> 見えない首輪。それが理想ですよね。

こんな風に感じられるようになったのは、主様のお陰さまです。
見えない首輪は外すことなくずっとずっとハメていることが出来きますので、嬉しいですね。^^
主様の前だけではなく、おそばに居られない時も、ずっと主様を感じていたい私にとっては、何ものにも代えられない宝物です。^^

とはいえ、未だに上がったり下がったりすることがあるので、偉そうなことは言えないんですけどね。。^^;
こんなわたしでも幸せを感じさせて下さる主様を大切に大切に想って生きたいと思います。^^


> ウチはまだその域に達していないので
> 青い首輪をさせてます。
> それがblogタイトルにもなってますけどね。

青い首輪、素敵ですね。^^
首輪をハメられたぶるぅさんが淫らな花を咲かせる姿は、堪らなく素敵なんでしょうね。^^
積み重ねた想いが互いの信頼を築いていくと思います。
お二人の世界がもっともっと深いものになっていかれるのを楽しみに拝見させていただきますね。^^

BA
No title

いつも楽しく拝見させて頂いております。
見えない首輪。それが理想ですよね。
ウチはまだその域に達していないので
青い首輪をさせてます。
それがblogタイトルにもなってますけどね。

  • 2014/11/19 (Wed) 06:58
  • REPLY